《鹿児島に伝わる酒席の遊び ナンコ》 「下駄ン歯じゃー」 (下駄の歯、2本の意) 「うんにゃー、参りもした。うーん、ズッじゃが」 (お互いに同数の意) ナンコとは鹿児島に伝わる酒席の遊びです。 焼酎の飲ん方が進むとナンコ珠とナンコ盤が出されて、賑やかなナンコの始まりです。 お互い3本ずつのナンコ珠を後ろ手に隠しておき、その中の何本かを右手の拳で隠しながら ナンコ盤につきだし、何本持っているかを当てる単純な遊びです。 負けたほうが杯の焼酎を飲み干す。そして再び、気合を込めて次の数当てに興じるのです。 座が興じるほど激しさは増し、格闘技を思わせるほどだったそうです。